呼吸器内科

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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午後3 じん肺に関係する物質はどれか

3 じん肺に関係する物質はどれか。 フロンアスベストダイオキシン類ホルムアルデヒド じん肺は、鉱物性のほこりを長期間にわたって吸い込み続けた結果、肺内に粉じんが沈着して起こる病気です。代表的なじん肺は、けい酸によるけ...
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前91~93 悪性胸膜中皮腫の対応

Aさん(60歳、男性、元建設業)は、妻(57歳) と2人暮らし。 2年前に悪性胸膜中皮腫と診断され、化学療法を受けたが効果がみられず、外来通院していた。2週前から、胸痛、息苦しさ、倦怠感が増強したため、症状コントロール目的で入院した。バイ...
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第109回看護師国家試験を解いてみた 問題解説 午前27 小細胞癌で正しいのはどれか

27 小細胞癌で正しいのはどれか。 患者数は非小細胞癌より多い。 肺末梢側に発生しやすい。 悪性度の低い癌である。 治療は化学療法を行う。 比較的小さな細胞が密集して広がっていることから、小細胞癌と呼ばれます。肺がんにしめる小細胞癌の...
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第109回看護師国家試験予想問題 緊張性気胸に対してまず行うべき治療はどれか

第113回医師国家試験からの出題です。 緊張性気胸に対してまず行うべき治療はどれか。 鎮痛薬投与抗不安薬投与人工呼吸器装着緊急胸腔鏡下手術胸腔ドレーン挿入 第103回(追試)午前の49番にも同様の問題がありますね。 ...
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第103回看護師国家試験(追試)午前49番 医療従事者による十分な説明に基づく患者の同意を示すのはどれか

Aさん(34歳、男性)は、数日前から息苦しさを感じており、昨夜から胸痛と呼吸困難が増強したため、午前2時に救急外来を受診した。来院時、Aさんの意識は清明であり、呼吸数24/分、脈拍96/分、整で、血圧132/86mmHgであった。経皮的動...
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スピオルトレスピマットとスピリーバレスピマットの比較〜呼吸機能や運動能力への効果〜

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、喫煙者に多い肺の炎症性疾患であり、男性の死亡原因の第8位にもなっています。一度発症すると治癒することはありませんが、適切な治療により進行を遅らせることは可能となっているため、早期から適切な治療を受けることが大...
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睡眠時無呼吸や睡眠不足の人は、眠気の自覚がなくても自動車事故のリスク増!?

みなさんは、毎日よく寝られていますか?睡眠の質は、健康状態と密接に関係しています。 睡眠障害が生活習慣病の発症に関わっていることや、日中の眠気などにより人的ミスの危険が高まることが知られていますが、今回、眠気を感じていなくても睡眠時間...
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歯が少ないと肺炎死のリスクが上がる?!歯の喪失と肺炎死リスクの関係

高齢化率の上昇などから、日本における肺炎による死亡率は年々増加しており、近年では脳血管疾患を抜いて死因の第3位となっています。高齢化の加速とともに今後も増加すると予測されている肺炎ですが、今回、歯の残数と肺炎死のリスクとの関連性について報告...
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喘息とCOPDの合併症-ACOってなに

息苦しさ、咳、痰などの似たような症状が共通する「喘息」と「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」。しかし、喘息とCOPDでは発生原因、症状の現れ方、治療方法、予後など異なる点がいろいろとあります。 似てるようで異なる喘息とCOPDが合併してしまう「ACO(asthma COPD overlap)-喘息COPDオーバーラップ」と呼ばれる病態があります。
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多剤耐性結核にたいする新規抗結核薬 ベダキリンフマル酸塩(商品名;サチュロ錠100mg)

結核の治療は、適切な薬を継続して服用することが大切となります。自己判断による服用中断や、不適切な治療は、耐性菌を発現させる原因となるため注意が必要です。 近年では、多剤耐性結核菌や超多剤耐性結核菌が確認されており、世界中で問題となっています。
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8歳の女の子 3ヶ月にわたる咳、発熱を訴えて来院 

健康だったこどもが、突然、咳をしはじめた。 近くのお医者さんに通って、風邪薬を処方されてもなかなかよくならない。熱も続いている。そういったときには、みなさんはどんな病気を疑いますか。
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電子鼻(Electric nose)を気管支喘息の診断にもちいる

指先の特徴を指紋(fingerprint)といいますが、においにも特徴があり、その名を臭紋(smellprint)または呼気指紋(breath-print)といいます。その特徴を用いて、気管支喘息の診断にもちいることができるのではないか
予防医学

普通のたばこよりも安全?!新型たばこの危険性

皆さんは新型たばこを試したことはありますか? 特にアイコスは人気が高く、発売の際には品薄で手に入り辛い状況でした。従来のたばこよりも安全でクリーンなイメージのある新型たばこ。 果たして従来のたばこよりも本当に安全なのでしょうか。...
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気管支喘息と体型の関係からみえてくる一つの答え

○気管支喘息とは 気管支喘息とは、気管支が慢性の炎症により狭くなったり、過敏な状態になることで、発作性の呼吸困難や咳・痰を生じる病気で、その背景にはなんらかのアレルギーが関与していると考えられています。 治療としては、狭くなった...
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好酸球型COPDに対するメポリズマブの有効性

慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease;COPD)は、喫煙などが原因となり発症する肺の炎症性疾患です。530万人以上の患者さんがいると推定されていますが、実際に治療に取り組んでいるかたは...
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息が吸いにくくなる?間質性肺炎とは

間質性肺炎とは、肺の間質と呼ばれる部分に炎症や損傷が起こることで、組織が異常増殖して肺の壁が肥厚し、息を吸いにくくなる病気です。この間質性肺炎は50歳以上の男性に多く見られ、その中でも喫煙者に多いとされていることから、喫煙が原因の1つなので...
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ベンラリズマブの高い有効性が期待できる因子とは?!

近年では、個々人の遺伝子発現や、薬の効果を期待できる予測因子の解明が進んできており、患者さん一人一人にあった医療が受けられるようになってきています。 そのような状況のなか、今回、ベンラリズマブのより高い効果が期待できる予測因子が報告さ...
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患者数が増加している肺がん その治療法とは

肺がんの患者数は年々増加しており、現在では13万人以上にのぼると推測されています。命を落とすことも多く、部位別のがん死亡数をみると、男性では、全がん死亡の約24%を占め最も多く、女性でも2番目に多いことが報告されています。 日本だけで...
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夏型過敏性肺炎 夏になると「せき」や「夏かぜ」に悩まされていませんか

専業主婦のS子さん(52)は、2年ぐらい前から梅雨の時期になると悩まされる症状がありました。それは「しつこいかわいた咳、息切れ、だるさ」です。夏の間は症状を繰り返していましたが、「今年もだわ。夏かぜはしつこいから」と思い医者...
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重症気管支喘息へのベンラリズマブ投与が経口ステロイド減量に有用

近年、治療薬の進歩とともに気管支喘息の治療もより良いものへと発展しています。年々、喘息治療のために入院する患者さんは減り、喘息による死亡数も減少しています。 いっぽうで、気管支喘息の治療は長期間にわたることもあり、特に症状の重い喘息に...
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