神経内科アミロイドベータの産生を低下させる3種の既存薬を同定 認知症は、日常生活に支障をきたす記憶力の低下や思考能力の低下など、さまざまな症状をともなう脳の疾患であり、65歳以上の方の約7人に1人が罹患しているといわれています。今後、高齢化がすすむにつれて、患者数はさらに増加することが予想されており、...2017.12.03神経内科
眼科新しいVEGF阻害薬brolucizumab 滲出型加齢黄斑変性への有効性 加齢黄斑変性は、加齢などが原因となり黄斑が障害される眼の病気です。年々増加傾向にあり、高齢者の失明の原因ともなることから、有効な治療法の開発がのぞまれています。 加齢黄斑変性とは 加齢黄斑変性では、眼の網膜にある「黄斑」に障害が...2017.11.28眼科
腎臓内科トルバプタンの常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)に対する有効性 常染色体優性多発性のう胞腎(Autosomal Dominant Polycystic Kidney Disease:ADPKD)は、腎臓にのう胞ができて腎機能が低下する遺伝性の疾患であり、難病に指定されています。遺伝性の腎臓病のなかで、最...2017.11.24腎臓内科
医薬品世界初のデジタルメディスンがアメリカで承認 薬による治療では、患者さんがしっかりと薬を服用することが大切であり、また、服薬状況や病状を医師などの医療従事者や介護者が正確に把握することも重要となります。 そこで、アメリカでは、2017年11月に、服用アドヒアランスを客観的に把握す...2017.11.23医薬品
皮膚科Ⅲ期悪性黒色腫の術後補助療法にたいするBRAF阻害薬とMEK阻害薬の併用療法の有効性 悪性黒色腫は、皮膚がんのひとつであり、日本では1年間に100万人あたり10~20人の方が新たに発症するといわれています。早期に発見し、早期に治療を受けることが重要となりますが、最近では、分子標的薬やがん免疫療法などの誕生により、悪性黒色腫の...2017.11.19皮膚科
産婦人科relugolixの子宮筋腫にたいする有効性 子宮筋腫は、婦人科系の疾患のなかでも患者数が多く、10万人以上にのぼると言われています。筋腫の大きさや症状によっては経過観察となることもありますが、手術や薬による治療が必要となることもあります。 子宮筋腫とは 子宮筋腫は、平滑筋...2017.11.16産婦人科
腎臓内科ロキサデュスタット CKDにともなう貧血に対する有効性 慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)は、慢性に進行するすべての腎臓病のことをさします。日本では、20歳以上の約8人に1人がCKDを患っていると推定されており、新たな国民病といわれています。 CKDとは ...2017.11.15腎臓内科
神経内科脊髄性筋萎縮症の新しい治療薬「ヌシネルセン(商品名;スピンラザ)」 脊髄性筋萎縮症は、筋萎縮や進行性の筋力低下を特徴とする常染色体劣性遺伝病です。乳幼児から小児期に発症することが多く、罹患率は10万人あたり1~2人といわれています。 いまだ根本的な治療は確立されておらず、新しい治療法の開発がすすめられ...2017.11.08神経内科
呼吸器内科好酸球型COPDに対するメポリズマブの有効性 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease;COPD)は、喫煙などが原因となり発症する肺の炎症性疾患です。530万人以上の患者さんがいると推定されていますが、実際に治療に取り組んでいるかたは...2017.11.07呼吸器内科
感染症科インフルエンザに対する新機序薬 承認申請へ インフルエンザは、おもに冬季を中心に流行する急性の呼吸器感染症です。まずは、手洗いやうがい、予防接種など予防に努めることが大切ですが、もし発症した場合には、適切な治療が必要となります。 写真はイメージです。 photo by ph...2017.11.03感染症科
産婦人科更年期障害に対するホルモン補充療法は死亡率・死因に影響するのか? 女性なら誰もが経験する更年期ですが、この期間にイライラやほてりなどさまざまな症状で悩む方は少なくありません。症状がひどい場合には、ホルモン剤などを用いた治療が必要となることもあります。 更年期障害とその原因とは 更年期は、閉経前...2017.10.30産婦人科
感染症科CDIの再発を抑制する新薬「ベズロトクスマブ(商品名;ジーンプラバ)」 クロストリジウム・ディフィシル感染症(Clostridium difficile infection;CDI)は、おもに入院中にみられる感染症のひとつです。軽度の下痢症状でとどまる場合もありますが、重篤の場合には命に関わることもあり、適切な...2017.10.25感染症科新薬
新薬飲酒量低減薬「ナルメフェン」承認申請へ アルコール依存症は、精神面や身体面、生活面に支障をきたし、周りの人々をも巻き込むため、適切な治療が必要となります。治療は、十分な知識、経験をもつ医師のもと行われ、時に断酒を補助する薬が用いられることもあります。 アルコール依存症の治療...2017.10.23新薬
消化器内科高い精度で早期大腸がんの発見が可能となる新たなバイオマーカーとは? 大腸がんの患者さんは年々増加しており、現在では26万人以上におよぶといわれています。がんの中でも、罹患数・死亡数ともに上位に入っている大腸がんですが、早期に発見し、治療を行えば高い確率で治すことができることから、より精度の高い早期大腸がんの...2017.10.20消化器内科
循環器内科化膿性汗腺炎は心血管リスクを上昇させる?! 化膿性汗腺炎は、慢性の炎症性皮膚疾患のひとつであり、若年層の女性に多く発症します。しばしば再発を繰り返し、日常生活に支障がでることもある皮膚疾患ですが、心血管疾患との関連も指摘されています。 化膿性汗腺炎と炎症反応 化膿性汗腺炎...2017.10.19循環器内科皮膚科
心療内科良質な睡眠の必要性とは? 快適な睡眠を得ることは、健康的な生活を送る上で欠かすことができません。それでは、なぜ私たちは、良質な睡眠が必要なのでしょうか? 写真はイメージです。 photo by photo AC 睡眠と身体・精神機能との関係 夜...2017.10.15心療内科
皮膚科アダリムマブ 化膿性汗腺炎で希少疾病用医薬品の指定取得 化膿性汗腺炎は、思春期に多く発症する炎症性の皮膚疾患です。症状がひどい場合には、日常生活にも影響をおよぼすこともありますが、有効な治療薬は少なく、新しい治療法の確立がもとめられていました。 化膿性汗腺炎とは 汗腺は、全身に存在す...2017.10.12皮膚科
医薬品添付文書が20年ぶりに変わる 適切な薬の使用に大切な役割をはたす添付文書ですが、平成31年4月から医療用医薬品の記載要領などが変更となる方針が発表されました。 これまでの添付文書と問題 医薬品の添付文書は、禁忌や効果・効能、用法・用量、副作用など、適正に医薬...2017.10.12医薬品
膠原病科ベリムマブ 「既存の治療法では効果が不十分な全身性エリテマトーデス」の適応で承認 全身性エリテマトーデスは、日本に6~10万人の患者さんがいると言われており、難病に指定されている自己免疫疾患です。ステロイドや免疫抑制剤などを用いた治療法により治療成績は向上していますが、さらに有効で安全性の高い治療薬をもとめて日々研究がお...2017.10.10膠原病科
心療内科10代を中心に増加するゲーム・ネット依存症の現状とは 依存症というと、薬物やアルコールなどが思い浮かびますが、最近では、ゲーム・ネット依存症が増えてきており、世界中で問題となっています。 ゲーム・ネット依存症の急激な増加 近年、インターネットの普及とともに、パソコンやスマートフォン...2017.10.08心療内科