歯科医療従事者の資格による違いは? チームで治療をしています

◆はじめに 歯科医院には、「歯科医師」の他にも「歯科衛生士」や「歯科助手」、大きな歯科医院になると専属の「歯科技工士」が働いています。それぞれの資格はどのように取得し、資格によってどんな役割の違いがあるのでしょうか。 歯科医師になるには、歯科大学や大学の歯学部(6年制)を卒業し、歯科医師国家試験を合格しなければいけません。また資格取得し、1年以上の臨床研修を受けることで開業が可能になります。 写真はイメージです。 photo Continue Reading ->

胃のなかに光を 世界で初めての胃カメラ開発秘話

[世界最初の胃カメラを開発したのは] 胃カメラの検査を受けたことがある方も多いと思います。胃カメラの正式な名前は「上部消化管内視鏡」です。胃カメラという名前が定着したのは、開発された歴史に関係があります。 みなさんは、「世界最初の胃カメラ」の開発に成功したのは日本人だったのを知っているでしょうか。 胃カメラが開発される前は、1881年にまっすぐな筒状の「硬性胃鏡」というものが作られ、1932年に硬性胃鏡を改良した「軟性胃鏡」がドイツ人医師のルドルフ・シンドラーによって作られました。 1896年の胃カメラ photo Continue Reading ->

問題行動は苦手のサイン 学習障害を見逃さないためには

学校教育でしばしば見られる、子どもによる問題行動は、授業の中断や他の子どもたちの混乱を招くこともあり、教育者の悩みのひとつです。特に、注意しても改善されない場合に困ってしまうようです。しかし、問題行動には必ず原因があり、対処法があります。その原因のひとつが「学習障害」です。 学習障害とは 学習障害(LD)は、教育用語なので、診断名としては限局性学習症/限局性学習障害となります。ここでは、より馴染みがある「学習障害」を使用します。まず、学習障害には以下の3つの基準があります。 1.基本的には、全般的な知的発達に遅れはない。 2.聞く、話す、読む、計算するまたは推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す。 3.その原因は、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。 つまり、「知的に遅れていたり、他の障害もないのに、ある特定の能力を得たり、使うのが非常に難しい」ということです。では、学習障害には、どのような種類があるのでしょうか。 学習障害の種類 学習障害の種類は主に3つです。   1.読字障害(読みの困難) 「め」、「ぬ」など似た形の字が理解できない。飛ばし読みをする。など 2.書字表出障害(書きの困難) 鏡文字を書く。漢字が困難。黒板を写せない、または写すのに時間がかかる。など 3.算数障害(算数、推論の障害) 数字、記号の理解が苦手。繰り上げ、繰り下げができない。文章問題が苦手。など 写真はイメージです。 photo Continue Reading ->

頭頸部癌の治療 〜化学療法と放射線治療〜

■頭頸部癌(とうけいぶがん)ってなに? 一般には聞き慣れない言葉ですが、顔の周囲を指し示す表現に頭頸部という言葉があります。頭頸部とは、顔から頚までの範囲を示しています。正確には、脳の下から鎖骨の上までの範囲になります。 頭頸部癌とは、この範囲に含まれる悪性腫瘍のことです。具体的には、口・舌・上顎・下顎・鼻・耳・喉に生じる悪性腫瘍です。したがって、頭頸部癌には脳や眼の悪性腫瘍は含まれません。 悪性腫瘍には、いろいろなタイプがありますが、頭頸部癌に多いのは、扁平上皮癌と呼ばれるタイプの悪性腫瘍です。 扁平上皮癌とは、粘膜の元である上皮の基底細胞から生じた悪性腫瘍のことを言います。 写真はイメージです。 photo Continue Reading ->

医療事故調査制度-医療機関のための制度であるとともに私たちのための制度です

[医療事故調査制度はなんのための制度でしょうか] 医療事故調査制度と聞くと医療従事者でない方は、医療事故が起きたときに、患者や遺族のために医療事故調査を実施してくれる制度だと考えてしまうのではないでしょうか。 医療事故調査制度の制定には、過去の患者取り違え手術事件や消毒液誤投与死亡事件などの医療事故の発生が背景にあります。 医療事故調査制度は2015年10月1日に始まりました。「二度と同じような医療事故を繰り返さないためへの再発防止」と「医療機関が将来に向けてより安全な医療を提供できるようにすること」を目的とした医療機関のための制度です。 この医療事故調査制度が、具体的にどのような仕組みなのかみていきましょう。 [医療事故調査制度とは] 対象となる医療機関 すべての病院や診療所および助産所が対象となります。病院の大小に関係はありません。 対象となる医療事故 医療行為に起因したり、予期できなかった死亡や死産が対象になります。 「手術中になにが起きるかわかりません」、「一定の確率で死産の可能性があるかもしれません」のような一般的な説明だけでは予期できなかったということにはなりません。 写真はイメージです。 photo Continue Reading ->

全ての人に潜む、熱中症の罠

総務省消防庁の統計で、2017年7月17日~23日までに、全国で熱中症による救急搬送数が意識不明状態の人と、死亡した人を合わせ、6369人あったと報告されています。さらにニュースでは、車内に放置された子どもが熱中症により、死亡したというケースが多発して報道されています。しかし、実際に大人でも自身が熱中症であると気が付く頃には、重症化していたというケースも少なくありません。なぜ、このようなことが起こるのか、疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。 熱中症対策の掲示板 photo Continue Reading ->

歯科治療での麻酔について 医療との違いに触れながら

■はじめに 歯科治療は、外科治療の一種に分類される医療です。 外科治療のひとつに数えられるので、その治療には痛みを伴うことが多いです。しかし、ヒトは強い痛みを感じると疼痛性ショックとよばれる意識消失状態に陥ることがあります。したがって、安全に治療を受けるためには、治療に伴う痛みを適切に取り除く必要があります。 痛みを取り除く時に使われるのが麻酔です。歯科治療の時にも麻酔はかかせません。歯科の麻酔についてまとめてみました。 写真はイメージです。 photo Continue Reading ->

「常に足元がふらつく」「コップに入った水を持って運べない」 その症状、脊髄小脳変性症かもしれません

「体調が悪い訳でも無いのに、最近足元がふらつくようになってきた…」 「食事を運ぶ時静かに歩いてもコップに入った水や味噌汁をこぼしてしまう」 写真はイメージです。 photo by MaxPixel タイトルにも表記したこうした症状、一見自分の足が悪くなって来たのかと思いがちですが、病気の原因はあなたの脳にあるかもしれません。 「脊髄小脳変性症」はどんな病気なのか? 今から12年前の2005年、ノンフィクション書籍からテレビでドラマ化もされた事のあるこの病気。 「どんな病気かは知らないけど、ドラマ見てたから病名だけは聞いた事ある…」 もしかしたら、そういった方もいらっしゃるかもしれません。 ○で囲まれた部位が小脳 photo Continue Reading ->

歯科予防処置~フッ素の知識をちゃんと知っていますか?

小さなお子さんを持つ親御さんとお話しすると「子供を虫歯にしたくない」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。 「私みたいな思いをさせたくない」と自分の体験からそう思う方も多いですし、色々なメディアで紹介され昔に比べて歯科に対する関心が高くなってきているのもまた事実です。虫歯を予防する歯科予防処置。  今回はその1つの「フッ素」についてのお話です。 フッ素の3つのメリットとは? フッ素を使うことで、歯の再石灰化をうながし、虫歯に強い丈夫な歯をつくり、虫歯菌の活動をおさえます。それぞれみていきましょう。 写真はイメージです。 photo Continue Reading ->

「殺人マダニ」日本全国に死者報告増加

2017年7月24日、野外に生息しているマダニが媒介する感染症を持った野良猫が、女性に噛みつき、噛まれた50歳代の女性が死亡しました。厚生労働省は、都道府県などに注意を呼びかけ、マダニに関するパンフレットを作成しました。また、今回ダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群」が哺乳類介しての感染から、人が死亡した報告を受けたのは、世界初です。 マダニとは マダニ photo Continue Reading ->