神経内科アルコール摂取量別にみた脳への影響について 節度をもった飲酒を 大人にとって身近な飲み物であるお酒ですが、からだにさまざまな影響を与えることがわかっています。リスクも理解しつつ、上手にお酒と付き合うことが大切です。 アルコールの身体への影響 アルコールを摂取すると、胃や小腸から体内に吸収され...2017.07.19神経内科
泌尿器科限局性前立腺がんに対する手術とPSA監視療法(アクティブ・サーベイランス)との比較 前立腺がんは、歳を重ねるごとに発症しやすくなり、高齢化がすすむ現在では患者数が10万人ちかくに及んでいます。年々増加傾向にあり、患者さんに合った治療を選択することが必要です。 前立腺がんとは 前立腺は男性にのみ存在する臓...2017.07.16泌尿器科
代謝・内分泌内科1型糖尿病治療におけるインスリン製剤の低血糖リスクの比較 1型糖尿病の発症率は、10万人あたり1~2人と言われており、全糖尿病患者数の約5%を占めています。発症数は多くないものの、おもに小児期に発症し、長期にわたる厳重な血糖コントロールが必要となる難病です。 1型糖尿病とは 生活習慣が...2017.07.13代謝・内分泌内科
循環器内科抗血小板薬2剤併用療法後のアスピリンまたはクロピドグレル単剤服用の比較 現在日本でのおもな死因は、がんに続いて心臓病が2位となっていて、今なお増加傾向にあります。 とくに冠動脈疾患は、心臓病のなかでも患者さんの数が多い疾患です。80万人以上のかたが治療を受けているといわれており、効果的な治療法が必要とされ...2017.07.12循環器内科
新薬免疫チェックポイント治療薬 抗PD-1抗体ペムブロリズマブの一部治験中止 日本での死因第一位がガンであるように、医療が発展している現在でも、世界中でガンにより命をおとす方は大勢いらっしゃいます。そのため、ガンに対する効果的な薬が求められていて、開発が進められています。 免疫チェックポイント治療薬とは ...2017.07.10新薬腫瘍内科
心療内科非心臓性胸痛に対する認知行動療法の効果と費用対効果 認知行動療法は欧米でうつ病や不安障害などの精神障害によく用いられる治療法ですが、さまざまな疾患で効果を発揮するのではと期待されています。 認知行動療法は柔軟な考えをみにつけストレスをやわらげる 認知行動療法は精神療法の一種で、も...2017.07.09心療内科心身医学
精神科重症の精神障害に対する治療法 電気けいれん療法の有用性 精神障害は、正しく認識されないことが多く、昔から偏見や差別的な目で見られこともある病気でした。現在は、医療が進歩し、原因の解明や治療法の確立により症状が改善する方も増えてきましたが、いまだに重い精神障害により悩まされているかたも多く、効果的...2017.07.07精神科
産婦人科インドにおける妊娠高血圧症候群がみられる妊婦さんの分娩誘発 妊娠は新しい命がお腹の中に宿り、よろこばしいことである反面、さまざまなリスクも伴います。妊娠に伴うリスクの中には妊娠高血圧症候群と呼ばれる症状があり、妊婦さんの20人に1人の割合でおこると言われています。母子ともに危険な状態となることもある...2017.07.05産婦人科
整形外科骨折の危険因子とは 短い睡眠と過去の骨折歴は危険因子 骨折は痛みとともにQOLの低下をも引きおこします。とくに高齢者では骨折により寝たきりの状態になることは少なくなりません。骨折のリスクを理解し、日ごろから気を配ることが大切です。 骨折の分類 骨は若干の弾力性と柔軟性を持っており、...2017.07.02整形外科
呼吸器内科重症気管支喘息へのベンラリズマブ投与が経口ステロイド減量に有用 近年、治療薬の進歩とともに気管支喘息の治療もより良いものへと発展しています。年々、喘息治療のために入院する患者さんは減り、喘息による死亡数も減少しています。 いっぽうで、気管支喘息の治療は長期間にわたることもあり、特に症状の重い喘息に...2017.06.30呼吸器内科
小児科日本人が発見した鉛中毒 少量の鉛にも注意が必要 ちいさい子は色々な影響を受けやすく、大人では問題のない少ない量であったとしても時には、毒となってしまうものがあります。鉛もそのひとつです。 十分に成長した大人でも、摂取した量によっては鉛中毒を引き起こしてしまいますが、ちいさい子にとっては...2017.06.28小児科
医薬品30年以上にわたって使用されてきたノイロトロピンの作用機序が徐々に分かってきた 現在、慢性疼痛で悩む患者さんは全人口の20%以上にも及ぶと言われています。痛みはQOL低下の原因ともなるため、多くの場合治療が必要となります。症状を改善するために外科的治療やリハビリ、薬物治療などさまざまな治療法が行われています。 痛...2017.06.25医薬品整形外科
感染症科HIV感染によるタラロマイセス症に対するアムホテリシンBとイトラコナゾールの比較 現在日本では、新規のヒト免疫不全ウィルス(HIV)感染者および後天性免疫不全症候群(AIDS)患者数は年間1500例ほど報告されています。 世界的にみると3600万人以上の方がHIVに感染していると言われており、年間120万人もの方...2017.06.23感染症科
腎臓内科HIF stabilizerー新たな腎性貧血の治療薬 臨床応用へちゃくちゃくと 現在、日本における慢性腎臓病の総患者数は、30万人弱に及んでいます。慢性腎不全ではさまざまな症状がみられますが、腎性貧血もそのひとつです。立ちくらみや倦怠感などを生じQOLの低下につながることから、早期の治療が不可欠です。 腎臓と腎性...2017.06.22腎臓内科
泌尿器科C型肝炎に感染した腎臓の移植ーあらたな腎移植の試み 末期腎不全の治療法として腎移植があり、現在たくさんの患者さんが治療を待っています。しかし、腎移植は提供者が必要であり、限られた件数しか実施できないのが現実です。そのため、今よりも多くの腎移植を行うために研究が重ねられています。 腎臓と...2017.06.19泌尿器科
循環器内科冠動脈ステント 生体吸収スキャフォールドと金属ステントの比較 食生活の欧米化や生活様式の変化により狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の患者数は増加し、現在では80万人以上にのぼると言われています。虚血性心疾患は命に関わる疾患であるため、早めの発見、治療が大切です。 心疾患のステント治療 心...2017.06.18循環器内科
脳神経外科原因不明の頭痛・気分のおちこみの原因になるくも膜のう胞 先天性の脳疾患で、くも膜のう胞というあまり聞きなじみのない疾患があります。しかし発症率をみると1000人に1~2人が発症すると報告されており、決して稀な疾患ではありません。 くも膜嚢胞とは 写真はイメージです。 photo ...2017.06.16脳神経外科
代謝・内分泌内科SGLT2阻害薬による糖尿病性ケトアシドーシスのリスク上昇について 現在、日本では糖尿病治療を行っている患者さんが316万人以上いると言われ、年々増加傾向にあります。薬物療法ではいくつか種類がある中から患者さんに合った薬が選択されますが、効果だけではなく、リスクについて理解しておくことも大切です。 糖...2017.06.15代謝・内分泌内科
産婦人科妊娠初期のリチウム製剤服用と心奇形リスクの関連性 妊娠中に薬を服用する場合、母体だけではなく胎児への作用も考慮しなくてはいけません。それぞれの薬が胎児に及ぼす影響については明らかになりつつありますが、中にはまだ研究が必要とされている薬もあります。 妊娠と薬の影響 写真はイメージ...2017.06.14産婦人科
救急科迅速で的確な対応が必要な敗血症性ショックに対するEGDTの効果 写真はイメージです。 photo by Oregon State University 敗血症性ショックは死亡率が高く、一度起きてしまうと予後はとても厳しいものになると言われています。軽度敗血症の段階で早期発見・治療が大切になると...2017.06.11救急科